【Faeria】青空わくわくジャンプ生活3補足後編及び4補足~沈没した塔の運用~
Posted by himehiko on 29/11/2017
2017/10/31に投稿した沈没した塔の運用ガイドです。
記事最下部に実際に塔を運用した試合の動画リンクが張り付けてあります。
http://ch.nicovideo.jp/virve/blomaga/ar1357273#- 上記リンクに掲載した内容です。 ブロマガでの掲載を前提にレイアウトされているため、上記リンクの方が読みやすくなっていると思います。
塔の運用とかニッチすぎて需要が全く無さそうとも思っていましたがCheholicジャンプに塔が入ってたり第四回でも塔を使ってしまったので泣く泣く後編を書くことにしました。
忙しい方向けにざっくばらんな解説をすると、下記3点を行える時が塔の使い所だと考えています。
・フェアリアを得する時
・有利な戦闘が出来る時
・相手の攻撃を1ターン遅らせる時
これが出来るタイミングがあれば塔は概ね選択肢の一つとして機能します。
ややこしくなるからこれだけで終わりとしても問題ない気もしますが、せっかくなので記事ではこの3点に話を絞り具体例を交えながら解説を行いたいと思います。
ちなみに現時点(2017/10)の環境だとジャンプ系のデッキはボスとマンタライダーが本当にどうしようもないので、こんなん読む暇があったら赤コンか黄イベ練習した方が強くなれるぞ!
1◇フェアリアを得する
1回の移動が1フェアリア分の価値を持っていた場合、塔は最低でも3フェアリア獲得するカードとして機能してくれます。
2フェアリアとカード1枚を使って3フェアリアというのは成果として不満ですが、一応損はしていないラインにはなっていることもわかります。
しかしここに何らかのプラスアルファがあれば、塔は非常に強力な働きをしているといえるでしょう。
塔を使う場合、とりあえず「1フェアリア得する」という要点を守っておけば、3フェアリアプラスアルファという仕事を、少なくともカードとフェアリアを使って何も起こらないといった事態は概ね防げます。
このシーンではウッドエレメンタルがいたE2の森をD2に移動しました。
相手は右上の井戸を回収できなくなるため1フェアリア得している事がわかります。
その上で相手はウッドエレメンタルを動かしにくくなり、右辺の土地が1枚減った事で次ターンこちらが有利な位置に土地を置ける可能性も増しています。
※補足:馬術家が入っているデッキや黄色に対してこの移動をやると開き直ってD3D4に草原を伸ばしてくるのでやめておいた方が良い
他にはファーム展開(C1E1B1のような展開)をした相手がE1にクリーチャーを置いた時、それをD1に動かすといった動きもよくやります。
これをすると相手は右上のフェアリアを拾い損ねる上、D1の土地は試合を通して使わない=土地を1枚潰された状態になるだけでなく、こちらはF1といううま味スポットを労せずして獲得できる公算が高くなります。
これらの上記のケースでは「ウッドエレメンタルが働かなくなる」とか「こちらが有利な土地置きをしつつ相手の土地が1枚氏ぬ」といった価値が不可視なおまけが「疑似的な1フェアリア得」についています。 2フェアリアとカード1枚÷3の仕事としては十分すぎることは明らかでしょう。
ちなみに相手が色土地を多く必要としないデッキの場合、土地1枚の価値はおおよそ1フェアリアというのは覚えておくと便利な指標です。
相手の土地を不要な位置に移動させて相手が同じ場所に土地を作り直した時等はそれが顕著に出ます。
2◇有利な戦闘を行う。
移動札としての使用は最もメジャーであり、最もリターンの大きい塔の運用方のひとつでしょう。
しかし実際どのように戦闘を行うかについては黄色の移動札よりはるかに多くの選択肢が提示されます。
この目的で使用する場合には常にやろうとしている選択肢が最善のものか吟味しよう。 ひとまずは下記の2点に気を付ければ大分検討を行いやすくなります。
・自分から土地を作らず戦闘を行えるか?
→相手の土地を動かして戦闘を行うこともできる。有利トレードをする塔を使う場合、自分から土地を置かずに済むか、置く場合は置いた土地が後にも役に立つ形になるかを気を付けます。
前述の通り、不要な土地を置くのは1フェアリアの損になります。
塔が3フェアリアにナーフされたらあまり強いカードとは言えなくなると思いますが、無意味に自分の塔をナーフしてしまわないよう注意しましょう。
・自分の土地を動かして戦闘するか、相手の土地を引き寄せて戦闘するか
→自分のクリーチャーが最も多く井戸をとれる位置にいるか、相手が井戸を拾いにくくなる形にするのが基本的には正解です。 これに斧を研ぐ者を置かれたくないとか相手のクリーチャーに触られたくない等の基準を加味して検討していきます。
個人的には塔を使っての有利トレードは中盤によく行いますが、この2点は非常に見落としが多いポイントです。
絶対に見落としがあるため、いったんプランを決めた後、他に戦闘を行える形が無いか再検討しましょう。
3◇相手の攻撃を1ターン遅らせる
動画第一回でD4の砂漠をE4に移動したシーン。状況が許すならD4を適当な土地で埋めるとより安全になります。
他にもB4の土地に置かれたクリーチャーをA2に動かすとか、相手のクリーチャーがこちらのクリーチャーと戦闘できない位置に動かすといった動きもよく行われます。
※補足:動画中カエルが乗ったF2の土地をE2に動かしてD2の花を殴るというシーンがありましたが、塔使わんでもD3に飛ぶだけでほぼ同様の効果を得られましたね()
一方で、一見すると分からないけれど実は相手の攻撃が遅れているという例も存在します。 下記ではその例について解説を行います。
上記の画像はその好例だと思います。 この移動は相手のダブルコレクトを1ターン遅らせる(≒1フェアリア得する)とかこちらのオープナーへの接触が遅れるといった効果もありますが、攻撃が遅れる効果も兼ね備えています。
※チャージャーは本来ならD1→F2、F2→F4、F4→D5の3歩でこちらの顔に到達できたが、この例だとE3E4から突っ込まない限りE1→E2、E2→F2、F2→F4、F4→D5の4歩が必要になっている。
※オーバースカイ前は黄イベに対してこれやるだけでだいぶ有利になれたんですけどね・・・ 他にはE1山、F1F2草原と展開した赤コントロールに対し、F2の草原をE2に動かすという移動を最近研究しています。
これをしなかった場合、相手はこのあとF3F4に草原を伸ばし、F5に山を置いて何か知らのクリーチャーを置くといった試合展開になります。
しかしこれを行った場合、山が置かれる位置がF5からF4になる=顔への到達が1ターン遅れます。
その後F4の山をG2にずらせば相手の攻撃はさらに遅れる事でしょう。
ただし、この移動については相手が防御に回ると塔の移動を概ね1回損した格好になります。
環境や相手デッキによって状況は変わると思いますが、2017年10月時点ではF5にボスか盗賊を置かれるとジャンプ側が出来ることはほとんどなくなる&巨像や古代の伝令でフェイスへ圧力をかけるという対赤戦におけるジャンプ側の勝ちパターン嵌めやすくなるため、十分な価値があると考えています(それでも不利な事には変わりありませんが・・・)
文章にすると非常にややこしいためうまく伝えられた自信はありませんが、私が塔を使う時に気を付けているのは以上の3点です。 なんですが、塔を運用する際にはこれを踏まえた上で下記の2点に気を付けましょう。
・上記は指針であって法則ではない →塔で動かしたら馬術家で走られて酷い目にあった(n敗)等、塔で戦果を上げるためにはその時の相手デッキ、場の状況、こちらの手札に応じた行動を行う必要があります。 なので上記の指針に従った結果不利になるという事だってもちろんあります。 塔を使う場合、相手の反撃でひどい目に合わないよう気を付けましょう
・沈没した塔はあくまで選択肢の一つ →例えばジャンプであれば「跳躍を生かしてダブルコレクトと相手フェイスへの高速到達を行う」事が本筋であって、「塔を使って相手の行動をかく乱する」事は本筋と一切関係がありません。 巨像やら戦士やらを展開しつつ塔を使えるのがベストですが、それが出来ないならどちらを使えばより有利になるかはきちんと検討しましょう。往々にして前者が勝るはずです。 「これが出来るから塔を使う!」ではなく「塔を使ったこの選択肢がある」程度の認識で臨んだ方が良いでしょう。(n敗)
現状だと沈没した塔を使ったデッキの立ち位置は非常に悪いですが、もし使う機会があれば上述の内容が参考になると幸いです。
おまけ◇沈没した塔対策
あいてのてふだじょうほうものせたかったけどついっちのびでおきえてた(素人)
相手の太郎さんから「土地を崩された経験が無かったので苦労した」というお話をいただいたので、そうしたケースの対策も簡単に紹介します。 自分がされたことほとんどねぇから簡単にしか紹介できねぇんだよなぁ!!! なので上記塔解説以上に内容の誤りがある可能性が高いため、ご了承ください。
上記画像のケースでは(確かskcさんが実況されてたと思いますが)B1山ではなくB1B2草原からC1なりC2に狂信者を出して左辺のチャージャーをB2に移動させるのが良かったと思います。 B1B2草原C1なりC2狂信者としておけば、返しに相手が塔を使ってとしても
・右辺の攻防に参加させないためB2のチャージャーをA1に動かせばA2B4草原でダブルコレクトしつつ顔への攻撃やB5斧を研ぐ者を狙える形に
・フェアリアを拾わせないためB3に動かされればB4色土地でクリーチャーの着地や、ドローによってはC4D4から直接顔を狙える形に
・支配者でチャージャーを取る形には狂信者をぶつけてフォロー可能
と、何もされなければチャージャーをダブルコレクトに回しつつ、次何をされてもリカバリーが可能になります。 読みの要点は「自分の場のクリーチャーが可能な限り働くようにしつつ、相手が塔を使ってもひどい目にはあわない形にする」事だと思います。
ジャンプ側としては塔をケアされても相手のクリーチャーが仕事をしにくい位置にいれば十分ですし、クリーチャーの位置が良くても塔を使う余地が残っていればゲームをより有利に進められますが両方をやられるのが最も厄介に感じます。
なお黄イベ系デッキの場合、こんなややこしい話は置いておいててきとーな位置にマンタライダーを叩き付ける事が最善の対策です。